Vol.19 マイッタ…

人間、不意を突かれると、けっこうショックが大きかったりするわけで…

突然、師匠からライブへの誘いを受けた。ブルーノート東京でのCHICのライブ… ドラマーは師匠の友人オマー・ハキム

師匠の友人、なんてアッサリ書いてるけど、もちろん世界的トップ・ドラマーなわけで、そうそう滅多にお目にかかれるわけじゃない… ならば師匠の誘いを断る理由がない!
…というわけで、師匠の後に付いて、ノコノコとブルーノートへと行った次第。

CHICを率いるのは職人ナイル・ロジャース。彼をはじめ、とにかく世界一流のメンバーがファンキーでソウルフルでゴージャスなステージを観せてくれたのだ。
これが、凄いのなんのって。ホントに言葉だけじゃ伝え切れないくらい。っていうか、ハッキリ言うと、俺なんかが人前で音楽をやってていいのか?と思うくらい、圧倒的なレベル。つい数日前、師匠のバンドで六本木STB139でのライブに出演して「いや、今日は俺たち、良かったよね」なぁ〜んて言ってたのが恥ずかしくなるくらいのものを見せられたって感じ。

音楽には、どんなものにも“ツボ"ってものがあると思うんだけど、俺なんかのレベルじゃ、な かなかそこにスポ!っとハマることがないのだな。ところが、彼らの演奏は最初から最後まで、全部がハマってる… 言うなら、投げた後の行き先はボールに聞 いてくれっていう阪神の福原と、ゴロを打たせるにはここしかないってとこに確実に投げ込める江夏との差、みたいなもの。 …例えがわかりにくいが… (>_<)
まあ、とにかく、見た目の演奏テクニックだけじゃなくて、他にもっと何かがあることだけは十分に感じ取ることができたわけで。 …とは言いつつ、そこまでが俺なんかのレベルだと精一杯で、その先、自分でどうしていいのか、ただただ呆然としてしまうのだな。

オマー・ハキム… すごいドラマーですよ、ホントに。そりゃ、目標にさせていただきたいんだけど、あの領域に行くには、いかんせん道のりが遠い…(泣) 死ぬまでに到達できるんだろうか… たぶんムリ…(T0T)

すごく良いものを見せてもらったのだから、当然感動したんだけど、同時に自らを反省させられた夜デシタ…

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